開講科目
Curriculum
教育学コースの主な開講科目
[教育哲学系科目]
教育哲学演習
おもに教育学の分野で卒業論文を書く学生が履修しますが、教育学からさらに、教育哲学とはどのような学問なのか、領域を狭くすることで理解を深めていきます。教育哲学のエッセンスを学んで、自分たちの教育観を構築していきます。
教育学基礎講読
なぜ私たちは学ばなくてはならないのか、学校ってなに、といった身近な疑問について、教育学の基本文献を用いて考察します。それから、自分の思考の軌跡をプレゼンテーションします。そこから教育学専攻の同級生の約30人の意見を聞いて考えを深めましょう。
[教育史関係科目]
日本教育史
学校の可能性と限界について、日本の教育と社会の歴史を素材に考えます。学校はなぜ生まれ、どのような経緯でいまに至るのでしょうか。未来の学校は、どうなっていくのでしょうか。歴史を学ぶことは、現在と未来を考えることでもあります。
西洋教育史
現代日本の教育をより深く考えるためのヒントを求めて、欧米の教育の事実や思想の歴史を巡ります。海の向こうの遠い昔の教育の話は、迂遠なようにも見えて、思わぬ鋭さであなたの心に刺さり、あなた自身の教育観をアップデートするでしょう。
[公教育経営学系科目]
公教育経営演習
公教育経営を法的・行政的枠組みであるマクロレベル、各学校の経営であるメゾレベル、教職員の労働であるミクロ(マイクロ)レベルに分け、制度と運営、組織の力動、裁量と信念などのキーワードを手がかりに、学校教育の実際を広い視野で捉えようとします。
学校経営論
学校の経営を、人的・物的・財的あるいは時間的・空間的な資源の調達や開発、配置や協働と捉えることを通じて、学校での事象とその背景、そしてステークホルダーの論理と感情を理解しようとする講義です。
[教育方法学系科目]
授業研究
オルタナティブ教育とは、独自の理念と教育方針を掲げ、子どもの個性や多様性を活かすことを目指して行われる教育を指します。日本、欧米を中心にそのような教育を行っている学校の理論と実践を学ぶことを通して、教育や授業に対する見方を広げます。
教育方法学演習
この演習では、演劇的手法を用いて授業づくりを行います。具体的には、教材研究、指導案作成、模擬授業を行います。
[教育社会学系科目]
教育社会学特講
教育社会学のテーマである、教育格差・不平等、社会階層論、ジェンダー、学歴社会論、試験と選抜、マイノリティと教育、共生社会論、などを網羅的に学習し、教育社会学という学問が探求する主題やその特徴について学びます。
教育社会学調査演習
教育社会学ではデータをもとに教育現象について分析・考察することを重視しています。この演習ではデータを収集するための社会調査の手法(質問紙調査、インタビュー、フィールドワーク)を演習形式で学習します。